卵巣破裂当日~B病院にて(3)
今年の6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。
《前回》「卵巣破裂当日~B病院にて(2)」
前回の続きです。
卵巣が破裂した可能性が高い。
先生にそう言われて、
「破裂…ですか…」
そう応えるのが精一杯でした。
明け方のあの強い痛みは、破裂した痛みだったんだ…
まさかとは思っていたけれど、あれは破裂の痛みだったんだ…
よみがえる過去(4時間前)
先生は、
「経腟エコーの方がもっと詳しく分かるので…ウッチーさん、隣の検査室に入ってもらえる?」
と言ってきました。
経腟エコーの検査台に座った時、
痛みからなのか、
破裂と聞いてうろたえているからなのか、
私はフーフーと浅く速い呼吸をしていました。
経腟エコーで先生が確認している時、
「ランラン1号、見つかりましたよ!とか、ならないかな…」
と 一瞬淡い期待を抱きました。
「ウッチ―さん、
やはり
破裂していますね…」
(C先生の声)
前回受診した時に、C先生から
「卵巣がねじれたり破裂をしたら、緊急手術」
と聞いていました。
(こちら参照→「卵巣破裂の1ヵ月前(10)~破裂と捻転の心配」)
大変なことに
なってしまった…。
緊急手術… ってことは緊急に手術をするってことで…
「うちの病院では、手術はできないので、これから別の病院に行ってもらいます。
C病院かD病院、ウッチ―さん、希望はありますか?」
すぐに選ばなくてはならない状況のようだったので、
深く考えず、 私の家と実家から近い方のC病院を選びました。
夫を呼ばないと
と思いました。
「先生、主人に電話してもいいですか?
主人に迎えにきてもらって、
そのままC病院に向かいますので」
「ウッチーさん、ご主人にすぐ連絡してください。
でも、移動は救急車ですよ。
もうウッチ―さんは、
今からあまり動いてはいけません」
救急搬送
されることになりました。
次回、「B病院にて(4)」に続く。
----------- これまでのお話(数字をクリック)---------
・卵巣破裂前日までのお話 全21話
--------------------------------------------------------