卵巣破裂当日〜自宅にて(5)
今年の6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。
《前回》 卵巣破裂当日~自宅にて(4)
前回の続きです。
明け方早々、痛みで悶える母(私)を目の前にして、眠気が吹っ飛んだ息子。
夫がB病院に電話をしている時、痛みの波は引いていきました。
私はこの痛みの小休止の間に、痛み止めの薬を飲もうと思いました。
この時の私は、痛み止めのロキソニンのことで頭がいっぱい。
よろよろ歩きで、ロキソニンにたどり着いた私。
でも、こうして歩いてしまったことで、私はこの後、大変な状態になってしまいます。
いざ、ロキソニンを飲もうとした時、
私の体を、強烈な痛みが貫きました。
あまりの強い痛みに 足はガクガクし、
立っていられなくなり、床に手をつきました。
そして、若い息子の目の前で
私は
生まれたての子牛となりました。
息子は17才。
ナイナイシックスティーンからジグザグセブンティーン(byシブがき隊)になったばかりなのに。
息子よ。
青春期に、母親が立ち上がる子牛になってしまって、申し訳ない。
うめき声が「ンモー」じゃなかったのが、せめてもの救いよ。
痛みが弱まった時、すぐにロキソニンを飲みました。
負傷兵のような私。
立ち上がって歩いたことで、破裂した卵巣の内容液が更に体内に広がってしまい、痛みが激しくなってしまったようでした。
次回は、ロキソニン兵士と、強力な助っ人、ボルタレン軍曹のお話です。
鎮痛薬って…すごい。
「自宅にて(6)」に続きます。
----------- これまでのお話(数字をクリック)----------
・卵巣破裂前日までのお話 全21話
--------------------------------------------------------