卵巣破裂当日〜自宅にて(9)
今年の6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。
《前回》 「卵巣破裂当日~自宅にて(8)」
前回の続きです。
B病院の婦人科の診療が始まるのは、午前9時。
あと4時間くらいありました。
この日は月曜日。
夫は仕事、子供達は学校があります。
朝食は夫が用意してくれましたが、ご飯とみそ汁以外、テーブルの上に何が並べられていたのか覚えていません。
遅くなりましたが、こちら、娘です。(初登場)
娘は、私の座薬の挿入前後あたりに起きてきたと思うのですが、これも覚えていません。(いつの間にか、側にいた)
「朝ご飯、食べられる?」と聞かれ、食欲はまったくなかったけれど、ちょびっとだけ食べておこうと思いました。
ほんの少しのご飯と、みそ汁、少量。
この日の朝食風景の記憶がほとんどないのですが、
ご飯にふりかけをかけたことは、しっかり覚えています。
なぜ覚えているのかというと、この後私は手術することが決まり、
「朝食は食べたか、何時に食べたか、何を食べたか、どれくらい食べたか」 と、
数名の医師や看護師さんに聞かれることになったからです。
私はその度に、
「ほんの2口のふりかけご飯と、少しのおみそ汁」
と何度も答えていたので、未だにしっかり覚えています。
夫は、仕事を休んで病院へ送ると言ってくれました。
申し訳ない。
私はこの時、自分が卵巣破裂したとはあまり思っていなかったけれど、
息子と娘に、
「もしかしたら、私はこのまま入院になるかもしれない」
と伝えておきました。
卵巣破裂した場合、緊急手術になると聞いていたので。
万が一、急に入院となった場合の為に、一応バッグにスマホの充電ケーブルを忍ばせた私。←大正解
今回で「自宅編」は終了です。
次回、「B病院にて(1)」 に続きます。
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