卵巣破裂当日~B病院にて(4)
今年の6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。
《前回》 「卵巣破裂当日~B病院にて(3)」
前回の続きです。
B病院の婦人科で朝一で診てもらい、
卵巣破裂が判明。
B病院では手術ができないので、他の病院へ
救急搬送されることになりました。
もうあまり動いてはいけないということで、検査室のベッドで横になっているように言われた私。
私のせいで、にわかに騒がしくなってきたB病院婦人科。
搬送予定のC病院への連絡。
救急車の手配。
採血の準備。
点滴の準備。
診療データを渡す為の準備。
そして、待合室で待っている患者さん達の診療も、始まりました。
私は横になりながら、テキパキ働く先生と看護師さん達を眺めていました。
私に今できることは、
ただおとなしく横になっていることだけ。
こんなに周りに迷惑をかけて、
私はただ、
ベッドでおとなしく じっとしているしかないなんて。
ほんとに、何をのんびり横たわっているのか。
悠長に構えている時間などないというのに。
「すぐに夫に連絡しないと」
あまり体を動かさないようにと言われているので…
私は横になった状態で、夫に電話をかけました。
出ない。
出て。
夫よ!
次回、「B病院にて(5)」に続く。
----------- これまでのお話(数字をクリック)---------
・卵巣破裂前日までのお話 全21話
--------------------------------------------------------