手術後2日目(2)ガスを出そう
2020年6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。 ↑この続きです。
(今回はオナラの話に終始しています。抵抗のある方はスルーしてください)
午後3時までに、自力でガスを出せなければ、座薬を使って出すことになるという。
お腹に、腸の動きを刺激するという「の」の字マッサージをしました。
でも開腹手術の傷がある為、あまり力を入れてやることができません。
なので、これやる意味あるのかな?と思いながらも、すごーくソフトな「の」の字マッサージを行いました。
しばらくすると、下腹からポコポコと音がしました。
傷が痛まない程度に、お腹に少しずつ力を入れていきました。
でも、出ませんでした。
その後もポコポコとガスの動きはありましたが、それ以上の変化はありませんでした。
ガスのことばかり考えているうちにお昼になりました。
昼食は完食。
入院して初めて完食できました。
ちゃんと食べて胃が膨らんだのだから、
腸も刺激されて活発に動くのではないかと期待したのですが、
出ず。
ソフトな「の」の字マッサージを、
ひたすらやる。
騙し騙しお腹に力を入れてみたりもするも、
出ず。
そしてむかえた午後3時。
2分もすると、もうお尻付近が騒がしくなっていきました。
使われた薬が液体の浣腸だったのか、
固形の座薬だったのか分かりませんでした。
でもこの速効性を考えると、浣腸だったのかもしれません。
どうであれ、
ベッドに横になったままで「じゃあちょいと出しましょうかね」というノンキな類いのものではない感じが、
ものすごくしていました。
体を起こす為に、ベッドをリクライニングさせる時間を考える。
プラス、
立ち上がり、点滴スタンドにつかまりながらトイレに向かう時間を考える。
「ここぞ!」というタイミングをギリギリまで待っていられる余裕は、術後の体にはなさそうでした。
私は開腹手術から2日目にあるまじき速さの歩きで、トイレに向かいました。
そして
それはまさに、
便座に腰を下ろすと同時のタイミングでございました。
痛むお腹をかばいながら、できる限り急いで便座に腰を下ろした時、
その時の私の姿勢がどうなっていたのかは分かりませんが、
ガスは大きな音を立てながら、斜め上前方に吹き出していきました。
こんなにガスが溜まりに溜まっていたとは…。
その量と音と予想だにしていなかった方角。
私は斜め上前方を、しばらくボーっと見つめていました。
そしてガスが出た後、お情け程度の便が便器に落ちました。
ガスを出したら、急に眠気が。
しばらく寝ました。
今回はここまで。
--------------------------------------------------------
「おまけ通信」
今回はガスを出すだけのお話でした。
ガスを出すだけの話なのに、マンガを22コマも載せました。
長くなってしまってごめんなさい。
この回に出てきた看護師さん(前回も出てますが)、とてもお仕事キッチリされていて、マジメで良い人なのです。
どの看護師さんも良い方たちでしたけど、この看護師さんが一番印象深かったです。
愛想笑いをせず笑顔自体あまりなかったけれど、私の訳わからない話でもちゃんと聞こうとしてくれて、忙しい中でも冷静で丁寧な対応をしてくれました。
このブログで、今後また登場する予定です。
最後までお読みくださり
ありがとうございました(^-^)
内野うめこ
----------- 卵巣破裂のお話(数字をクリック)------
・卵巣破裂前日までのお話 全21話
・破裂当日 のお話 全31話
・手術後2日目 1、
------------------過去に描いた絵-------------------
・マンガ 1.