手術から1年〜最終話〜
2020年6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。
最終話です。
卵巣を摘出してから、1年経ちました。
私は51歳となり、
コレステロールを下げる薬を毎日朝食後に飲んで、元気に過ごしています。
卵巣は失ってしまいましたが、
毎月辛かった生理痛を思えば、
痛みから解放された生活は本当にありがたいです。
1年かけて卵巣破裂の話を書いてきて、
最終話で私が伝えたいことは、
私は甘い自己判断で卵巣の病気に気づけず、
ひどい状態になるまで放っておいてしまいました。
結果、卵巣を破裂させ、卵巣を失いました。
実は私は、38才まで生理痛とは無縁でした。
生理の煩わしさはあっても、
痛みを感じることはありませんでした。
私は38才を過ぎてから、
生理2日目あたりに痛みを感じるようになりました。
そして生理の痛みは、年々増していきました。
45才頃にネットで
「更年期の症状として生理痛が重くなることがある」
というのを見つけました。
それが私に当てはまることなのか、そもそもその情報の正誤も定かでないのに、
私はそれを都合よくとらえ、鵜呑みにしてしまいました。
若い頃は生理痛がなかった自分。
痛むのは病気だからではなく、
更年期からくるものなのだろう。
痛いのも、閉経するまでの数年間。
期間限定だ。
閉経すると同時に
痛みから解放されるのだから、
それまでどうにか
やり過ごしていけばいいのだ。
そう思っていました。
婦人科検診を何年もさぼり、
勝手な自己判断で毎月の生理を迎えている間に、
私の卵巣は生理のたびに卵巣内に血液を溜め続け、
大きくなっていきました。
そして私は49才で初めて、生理痛で痛み止めの市販薬を使いました。
薬なしで生理痛を耐えることが、とうとうできなくなりました。
鎮痛薬を飲んだら、その効果はてきめん。
痛みを感じなくなり、
こんなにしっかり効果が出るなら、もっと早く使っておけばよかったと思いました。
でも、鎮痛薬がよく効いてくれたのは数ヶ月。
更に大きくなったチョコレートのう胞は、
腰や内臓を圧迫しだし、
市販薬では抑えられない状態になっていきました。
その後の話は、ブログの記事の通りです。
第1回目の記事↓
生理痛は、辛いです。
人により、痛みの強弱はあれど
一体どれくらいの女性が、毎月くる生理の痛みにじっと耐え、
何事もないような顔を作りながら、
学校や職場などで過ごしていることか。
一過性の痛みの感覚で、
市販薬で痛みを抑えてやり過ごせばいいものと思っている人は、
少なくないように思います。
本来、月経に痛みはないものと聞きました。
なので、生理痛があったら一度婦人科で診てもらってほしいです。
若い頃は生理痛知らずでこれた人でも、
私のようなパターンもあるかもしれないので、
異変を感じたら早めに婦人科へ!
卵巣破裂のお話は、これで以上になります。
書き終わるまで、1年。
半年くらいで終わらせるつもりだったのにな…
でも、最後まで書けて良かったです。
今後ですが、一度今までの記事をまとめて、その後しばらくブログから離れるつもりでおります。
絵本を、また描きたいと思っていまして。
数年前から描きたいと思って温めてきたお話があるのですが、
それをちゃんと形にしたいと思っています。
ある程度絵本の流れができたら、またヒョロリとブログに戻るんじゃないかと思います。
絵本を描きながらになるので、
今度のブログは連載ものではなく、
らくがき感覚で軽く描いて軽く見てもらえるものを、
1コマか2コマ載せていこうかな、と思っています。(ちょうどこのブログのタイトル、「らくがき通信」だし)
「トマトが赤いです」とか、
「ナスが美味いです」とか、
「あれはキュウリですか?」
「いいえズッキーニです」
みたいな、そんな毒にも薬にもならないことしか書かないと思うので、
そんなんでもいいよという方は、
またのぞきにいらしてください。
ということで、一度、しめます。
ここまで卵巣破裂ブログにお付き合いくださった方、
お読みくださり本当にありがとうございました。
心からの感謝をこめて。
ウチ ウメコ
----------- 卵巣破裂のお話(数字をクリック)------
・卵巣破裂前日までのお話 全21話
・破裂当日 のお話 全31話
・卵巣摘出手術~退院までのお話 全18話
・退院翌日 1
・術後1ヵ月検診 1
・術後3ヶ月検診 1
・術後半年 1
------------------過去に描いた絵--------------
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