卵巣摘出手術(1)
今年の6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。
----------- これまでのお話(数字をクリック)---------
・卵巣破裂前日までのお話 全21話
・破裂当日 のお話 全31話
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今回から手術編が始まります。
よろしくお願いします。
手術当日の朝を迎えました。
早朝の採血。
採血の後、夫からメッセージがきました。
家のことは、子供達と一緒にやっているから心配いらないと。
家事を済ませたらすぐD病院に向かうけど、手術時間が分かり次第教えてほしいとのこと。
家でテキパキ働く夫が目に浮かびました。
看護師さんから、
手術に備えて手術着に着替え、
弾性ストッキングを履いておきましょう
と言われました。
開腹手術3回目にして、初めての医療用弾性ストッキング。
帝王切開をした時には、使用していませんでした。
弾性ストッキングは、何の為に履くのか?
解説員のノラ子が、プチ解説します。
弾性ストッキング、すごく履きにくかった…
このストッキングは生地がかたく、とーっても伸びにくい。
そして私はといえば、卵巣が破裂してお腹に力を入れると痛い状態。
どんな姿勢でどこに力を入れて履いたらいいものか…
力を入れても痛くないところを探りながら、
ちょっとずつちょっとずつ履きました。
どうにかこうにか履けた。(一苦労)
午前9時前に、D先生が来ました。
手術の開始時間は、当日の朝になってもまだ決まっていませんでした。
ただ、この日のうちに卵巣と卵管を摘出するということは、決定していました。
D先生は、続けて言いました。
「右の卵巣は破裂して内容液が出てしまっているので、
洗ってキレイにします」
ジャブジャブ洗うと聞いて、なぜか楽し気な想像をした私。
内臓を洗われるのに。
ここでふと、疑問が湧きました。
その疑問とは。
▪︎▪︎▪︎▪︎「おまけ通信」▪︎▪︎▪︎▪︎
今回から手術編に入りました。(やっとこさ)
退院するまであと何話になるのかなぁ、とチラチラと考えるようになりました。
もう折り返し地点は過ぎてる。はず。
もうあと少し。
…とはまだ全然思えないですけども、ゴールは見えてきました。
遠いし、小さいけど。
1話1話、じりじりと進んでいこう。
最後までお読みくださり
ありがとうございました。
内野うめこ