卵巣破裂当日~D病院にて(10)
今年の6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。
《前回》 「卵巣破裂当日~D病院にて(9)」
前回の続きです。
翌日、卵巣摘出手術をすることが決まりました。
でも、手術の時間は決まっていませんでした。
夫に、手術は翌日になったことと、まだ時間は決まっていないことをメッセージで送りました。
すぐに返信がありました。
夫は、自宅で私の下着をタンスから出しているところのようでした。
そういえば、ショーツは今穿いているものと、家に3枚くらいしかありませんでした。
若い頃はデザイン重視で必要以上に下着を買っていましたけど、
今は実用性で選んだ物をヘタれるまで使い、
さよならする時に新しい物を買うようになりました。
夫に、股上の深いショーツを数枚、買ってきてほしいとお願いしました。
大部屋の病室は、各人のスペースをカーテンで仕切っているだけなので、看護師さんや医師との会話は周りに筒抜けです。
同室のお2人が妊婦さんであることが、筒抜けの会話で伝わってきました。
逆に同室の人達にも、私が卵巣破裂して緊急搬送され、翌日摘出手術をするおばさんらしいということは伝わっているはず。
看護師さんが、夫が届けてくれた入院グッズを持ってきました。
コロナ禍で夫は病室に入れないので、荷物を預けて帰ったと聞きました。
バッグを開けて、入院グッズを確認。
病院内のコンビニで買ったらしい。
ショーツのことばかり書いて(描いて)ますけど、まだ書きます。
この時穿いているのと、家から持ってきてもらったショーツとおNewのGUNZEは、全部股上が深いもの。
下腹部の手術をする人は、ショーツの股上が深いものを用意するように言われると思いますが、
その理由をうちのブログの解説員のノラ子が、簡単に説明いたします。
夫が持ってきてくれた入院グッズ、水や本数冊など、お願いしていた品もしっかり入っていました。
あと、手術後にノドが痛くなった時の為のノド飴が、2袋、入っていました。
夕食の時間になりました。
消灯後は水も飲まないようにと言われました。
夕飯は、全部食べました。
食べた後、しばらく痛みが出ました。
夜になっても、翌日の手術が何時になるかまだ分かりませんでした。
看護師さんが、明日の朝に医師が集まって話し合うことになっていると教えてくれました。
明日早めに夫に病院に来てもらい、いつ手術になってもいいように、待機してもらいたいとのことでした。
明日、私の卵巣と卵管は摘出される。
ランランとカンカンとは、明日でさよならなんだ。
今までありがとうね…そう心で語りながら卵巣付近をさすってみるも、
摘出されるということに気持ちが追いついていきませんでした。
なんせ、早朝からいろいろありすぎた…
破裂、痛み、痛み止め、B病院に受診、そこから緊急搬送、D病院に入院。
夫も朝から大変だったと思う。
私の入院が決まった後も、B病院へ支払いに行ったり入院グッズを集めたり、D病院まで2回往復して、家の事と自分の仕事のことでも動いていたのだ。
ただただ、ありがたい。
ありがたく思うのと同時に、ショボンとしてしまいました。
翌日の手術への不安は、不思議とありませんでした。
不安がないならぐっすり眠れそうなもんですが、その夜はあまり眠れませんでした。
クーラーが自動運転になっていて、
風が止まってしばらくすると暑くなり、
たまらず布団から足を出し、
ほどなくクーラーの風が吹き出し、
風が足にガンガンあたって寒くなり、
足を布団に引っ込めて…
をくり返しながら、
寝たり起きたりの夜を過ごしました。
これで卵巣破裂当日のお話は終了です。
1度これまでの記事をまとめてから、
手術編に入っていきたいと思います。
次回、「卵巣破裂当日の記事のまとめ」に続く。
----------- これまでのお話(数字をクリック)---------
・卵巣破裂前日までのお話 全21話
・破裂当日~B病院にて 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10
・破裂当日~D病院にて 1、2、3、4、5、6、7、8、9、←前回
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「おまけ通信」
前回に引き続き、今回も駆け足気味に話を進めました。
駆け足のわりに、ショーツの話はしつこく書いてる。
今回でやっと、卵巣破裂当日の話が終わりました。
卵巣破裂するまでの話で、21話。(数えました)
破裂した当日の話だけで、31話。(数えましたとも)
年内には書き終えるつもりで始めたのですが…ああまったくだめだコリャ、といった感じです。
ゆっくりペースですけど、手術編もよろしかったらお付き合いください。
最後までお読みくださり
ありがとうございました。
内野うめこ