卵巣破裂当日~D病院にて(9)
今年の6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。
《前回》 「卵巣破裂当日~D病院にて(8)」
前回の続きです。
今回は駆け足気味に話を進めます。
病室は4人部屋でした。
この部屋のベッドは2つ空いていました。
私は窓側のベッドに案内されました。
病室内ではキッチリと仕切りのカーテンが閉められていたので、
同室の方がどういう人達なのか、この時点では全く分かりませんでした。
看護師さんはそう言って病室を出て行きました。
私はベッドに横になり、
夫に入院グッズの追加品をメッセージで送りました。
ほどなく看護師さんがパジャマを持ってきました。
尿道カテーテルがついているので、看護師さんに手伝ってもらいながら着替えをしました。
着替えの後、リストバンドをつけてもらいました。
先程撮られた写真が、しっかり印刷されていました。
そして手術に備えての剃毛。
下腹部の、手術で切開する部分付近を剃られました。
2度の帝王切開の時も同じことをしたので、
これで剃毛されるのは人生で3回目。
また「子連れ狼」の大五郎の頭みたいな仕上がりになるのだわ…と思いました。
大五郎を知らない人の為に↓
痛み止めの点滴を、6時間おきに入れますと言われました。
点滴の針はすでにB病院で左腕に刺してもらってあったのですが、うまく入っていなかったのかずっと鈍い痛みがありました。
私は左腕の血管が出にくいらしく、点滴のルートを取るのが大変そうでした。
痛み止めの点滴を入れる時に、左腕に点滴の針で痛みがあることを伝えると、右腕に刺しかえてくれました。
昼食が運ばれてきました。
「食べてもいいんですか?」と聞くと、
「いいそうです」と言われました。
食べていいということは、手術は今日ではないのだ。そう思いました。
でも、食べていいと言われても、食欲はなく。
だからといって全く手を付けず…というのは失礼かなと思い食べだしたのですが、
やはり箸は進みませんでした。
少しだけ食べて、すみませんと謝り、下げてもらいました。
病室内は、コロナの感染を避けるためにお見舞いはなし。
とても静かでした。
スマホを見てみると、夫からメッセージがきていました。
私の母が、入院中は夕飯を毎日作って持ってきてくれるとのこと。
家族の食事のことが気がかりだったので、本当にありがたく思いました。
妹からも連絡が入っていたので、返信しました。
母にもメッセージを送りました。
子供にも送ったのですが…
長文。
文字の量は心配の量。
夕方、D先生が病室にやってきました。
先生は言いました。
私は緊急で入ったので、手術を予約されている方々との兼ね合いもあり、手術時間はまだ決められない状態のようでした。
手術は翌日。
それだけはハッキリ決まりました。
次回、「D病院にて(10)」に続く。
----------- これまでのお話(数字をクリック)---------
・卵巣破裂前日までのお話 全21話
・破裂当日~B病院にて 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10
・破裂当日~D病院にて 1、2、3、4、5、6、7、8、←前回
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「おまけ通信」
私のブログ、話の展開が遅くてすみません。
更新もどんどんゆっくりに…
12月に入り、師走だからということではないのですが、今回は駆け足気味に話を進めました。
次回も、駆け足でいこうと思っています。
卵巣破裂当日の話は、次回で終わらせられたらなぁと思っています。
最後までお読みくださり
ありがとうございました。
内野うめこ