卵巣破裂当日~D病院にて(8)
今年の6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。
《前回》 「卵巣破裂当日~D病院にて(7)」
前回の続きです。
産婦人科病棟に着きました。
本来なら私は婦人科病棟での入院となるのですが、ベッドの空きがないということで、
産婦人科病棟の入院となりました。
産婦人科病棟に入る時に、看護師さんから言われました。
ということで、夫は病室には入ることはできません。
なので、入院にあたっての説明や書類へのサインは、病棟のフロアの待合室で行いました。
まず、もろもろの書類へのサインをしました。
あと、入院中に連絡がとれる家族の連絡先を書き、
他にも住所やらなんやら何かの書類にいろいろ書きました。(もう忘れちゃったわ…)
看護師さんから聞かれました。
そりゃホントは個室の方がいいですけど。
個室にすると、余計にお金かかっちゃうし…
急にこのようなことになり、ただでさえ家族に迷惑をかけてしまうことになったのに、
「アタシ、個室がいいの☆」
なんて言えた身分ではない。
続いて看護師さんは、入院中のアメニティセットの話をしました。
パジャマやタオルのレンタルができるということでした。
パジャマのみだと1日286円。
タオルもセットだと、1日400円。
私は以前、パジャマはレンタルが便利だという話を聞いたことがあったので、利用する方向に心が動きました。
入院中は前開きのパジャマでないといけないらしく、私は持っていない為、レンタルを使わないなら数枚買わないといけない。
それも、その前開きパジャマは、夫が買いに行くことになる…
「入院は長くても2週間 」
そうD先生から言われていました。
金計算をする…
レンタルパジャマは、汚れたら何度でも新しいのを持ってきてくれるという。(タオルも)
夫に聞く。
パジャマとタオルをレンタルすることにしました。
テレビと冷蔵庫はテレビカード(1000円)を購入しないと使えないそう。
テレビは、観なくてもいいと思いました。
スマホと本があれば、十分な気がしました。
冷蔵庫も、特別必要ないかなと思いました。
使いたくなった時に、カードを購入しようと思いました。(入院中、結局購入しませんでした)
続いて、入院生活で必要な物のリストの紙をいただきました。
夫はじっとその紙を見つめていました。
夫は、私の入院グッズを
これから1人で
急いで集めに行くのだ…
そう思うと、ただただ申し訳なく思いました。
忘れないようにメモする夫。
手術中は家族の待機が必要で、でもコロナ禍なのでそれは1名のみと言われました。
夫は私の入院に必要な物を揃える為、D病院を出ました。
B病院への支払いが済んでいなかったので(B病院から緊急搬送されたので)、
まずその支払いに行きました。
そしてその後、夫は家に戻り、
私の下着やら歯ブラシやらなんやらを用意し、
術後に必要になるだろうアメを買いに行き、
それらを持って、またD病院に戻って来るのだ…
夫に申し訳ないと思うわりに、要求が多い。
アレヤコレヤと入院グッズ追加のメッセージを、
病室のベッドに横になりながら送った私です。
次回、「D病院にて(9)」に続く。
----------- これまでのお話(数字をクリック)---------
・卵巣破裂前日までのお話 全21話
・破裂当日~B病院にて 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10
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「おまけ通信」
レンタルパジャマとタオル、便利でした。
私は入院から8日目で退院したので、レンタル代金は思っていたより安く済みました。
短期入院でしたら、レンタルは便利だと思います。
私は緊急入院となった為、前もっての入院準備ができず、全部夫に揃えさせてしまいました。
それも急ぎで。
私は病院でおとなしくしているだけでしたけど、夫はこの入院期間は本当に大変だったと思います。
頭が下がります。
頭が上がりません。
時々上がります。
ああ、いけない!とあの時のことを思い出して、
また下げます。
そうして生きていきます。
最後までお読みくださり
ありがとうございました。
内野うめこ