らくがき通信

2020年6月に卵巣破裂。その体験マンガ。と、描いた絵をチラホラ。

卵巣破裂当日~D病院にて(6)

今年の6月に卵巣破裂緊急搬送摘出手術。その体験を書いています。 

 

《前回》 卵巣破裂当日~D病院にて(5)

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前回の続きです。

 

卵巣摘出手術に向けての

手術前検査を受けました。

 

                    胸部腹部レントゲン

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                                 心電図

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そして心電図が終わると、

私はある部屋へ連れていかれたのですが…

 

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連れて行かれたのは分娩室 でした。

まさかの分娩室

なぜ 分娩室

 

私は出産の時、陣痛室には入ったのですが、

分娩室には入りませんでした。

 

前回のブログで書きましたが、

私は子供2人を帝王切開で出産しています。→前回

ので、出産は分娩室ではなく手術室でした。

 

看護師さんから、下着を脱いで分娩台に乗るように言われました。

ここで医師が、また経膣エコーで確認をするとのこと。

なぜ分娩室で検査なのか、分かりませんでしたが。(検査室が一杯だったのかな)

 

分娩台と縁がなかった人生、と思っていたけれど、

まさかこの歳で分娩台とご縁を持つとは。

 

出産しないのに分娩台に乗る。

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何ともいえない気持ちになりました。

 

分娩室に入ってきたのは、

若いD先生よりも更に若そうな先生でした。

 

その先生から、D先生と同じ質問をされました。

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経膣エコーが終わり、分娩台から起き上がろうとした時、

「ウッチーさん、ちょっとそのままでいてください」

と看護師さんから声をかけられました。

 

そして看護師さんは、

カメラを構えながら言いました。

 

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カメラを向けられると、つい微笑んでしまう。

 

「入院中、手首に名前が入ったリストバンドをつけてもらうんですけど、

そこにさっき撮った顔写真を入れます」

 

そう言って、写真を撮った看護師さんは部屋から出て行きました。

 

にこやかに微笑んでしまったわ…急患なのに。

 

この写真、カンファレンスとかで

映し出されたりするんだろか?(医療ドラマでよくみられる感じの) 

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 こんなに大きくは出ないだろうけどさ…

 

ああ…撮りなおしたい…

 

「では、診察室にもどりましょう」

車椅子を押してくれている看護師さんが言いました。

 

自分の、急患にあるまじき笑顔の写真よ…

悶々としながら、診察室に向かいました。

 

次回、D病院にて(7)に続く。 

 

----------- これまでのお話(数字をクリック)---------

・卵巣破裂前日までのお話  全21話

・破裂当日 ~自宅にて  

・破裂当日~B病院にて 10

・破裂当日~救急車にて

・破裂当日~D病院にて 、←前回

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「おまけ通信」

この時撮った顔写真はリストバンドに印刷され、退院する日まで私の手首に巻かれておりました。

入院ベッドの目立つところに、リストバンドの写真より拡大された写真が設置されてました。

 

救急搬送されてきたのに、笑顔の写真って。

私のこの写真を見て、あきれ気味に笑った医師や看護師さんが、5人はいたと思っている。

 

こういう写真って、どんな顔をしていればいいのでしょうね。

痛そうな顔は変かな。

無表情なのもねぇ。

少し寂し気な顔、それくらいの顔がちょうどいいのかしら?

 

ここまでお読みくださり、

ありがとうございました。

 

      内野うめこ