らくがき通信

2020年6月に卵巣破裂。その体験マンガ。と、描いた絵をチラホラ。

手術翌日(2)歩行訓練

2020年6月に卵巣破裂緊急搬送摘出手術。その体験を書いています。 

 

《前回》 手術翌日(1)

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手術翌日(1)の続きです。

 

開腹手術をした翌日の、歩行訓練

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術後の痛みが強い時なのに、なぜすぐ歩いた方がいいのか。

それは術後の合併症(腸閉塞、血栓など)を防ぎ、回復を早める為だそうです。

 

お腹を切っているので、お腹に力を入れるととても痛みます。

しかし、開腹手術3度目となると、

痛みに懐かしさを感じる余裕がありました。

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開腹手術1回目2回目の翌日、

私は順調に歩くことができました。

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                              (以前使ったイラスト)

あれから14年が経ち、

私はあの頃より体力が落ちて回復も遅そうなおばちゃんになっているのですが、

なぜだろう…今回もいけそうな気がしてならない。

 

ゆっくり腰をあげると、痛かったような記憶が。

あったような?

なかったような?

…ここは、勢いでサッと立とう。

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…痛みに強いかどうかなんて、考えたことなかった。

痛みに強いんだろか?私。

 

病室の目の前にトイレがあり、そこまで歩いて行き、ベッドまで戻ってきました。

 

「ウッチーさん、トイレまで歩いて行けたので、尿の管を取りますね」

看護師さんはそう言って導尿カテーテルを外してくれました。

 

手術着からパジャマに着替えている時、

お腹から大きな変な音が聞こえました。

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その音を聞いて、看護師さんは言いました。

「ウッチーさん、ガスはでました?」

「まだ出てないです」

「そっか…ガスは出てないけど、昼食、食べていいですよ。腸はしっかり動いているようだから」

 

さっきの変な音は、腸が動いた音だったんだ。

 

おならが出るまで食事なしだと思っていたけど、

私の腸が妙な大きい音で動きをアピールしてくれたので、食事がオッケーになりました。

 

でもそのすぐ後…

 

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胃がグルグルする感じ。

こんなことは、過去の開腹手術後ではありませんでした。

 

「さっき急に動いたから、内臓が急に動かされて、気持ちが悪くなってるのかも」

そう言って、看護師さんは容器を差し出しました。

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なぜだかわからないけれど、

私はその時、吐きたくありませんでした。

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どうしても、帝王切開の手術の時のことと、いちいち比べてしまう。

あの時は、歩行訓練後に気持ち悪くなったりしなかった。

 

同じ開腹手術でも、出産で開腹するのと病気で開腹するのとでは、色々違って当たり前なのかもしれない。

 

なんにせよ歩行訓練は終わり、尿の管も取れて、

つながっている管は点滴のみになりました。

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    「おまけ通信」

今までの人生で開腹手術を3回しましたが、

私は3回とも歩行訓練は順調に進みました。

 

でも思い返すと、1回目の開腹手術(緊急帝王切開)の時はキツかったです。

 

初めてだったということもありますが、病室のベッドがリクライニングできない物だったので、とにかく体を起こすのが大変でした。

 

平らなベッドから体を起こすのに、どれだけ腹筋が使われるのか、身をもって知りました。

体を起こす痛さに比べたら、立ち上がるのも歩くのも苦に感じませんでした。

 

2回目3回目は、病室のベッドがリモコンでリクライニングできる物でしたので、助かりました。

 

今後も、帝王切開の時の経験と重ねたり比べたりしている場面が多々出てくると思います。

また比較か…としつこく感じられるかもしれませんが、ご容赦ください。

 

ここまでお読みくださり

ありがとうございました。

 

                    内野うめこ

 

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