卵巣破裂の1ヶ月前(2)〜卵巣が6センチ⁉︎〜
今年の6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。
卵巣破裂の1ヶ月前。
私は病院を変えました。
この病院には、よく診てくれる婦人科の女医先生がいるという。(この病院をB病院と呼ぶことにします)
ちなみに、B病院に行った日は、生理8日目でした。
いつもなら、痛みも出血もない時です。
でもこの時は、出血はないものの下腹部の痛みがまだ多少あり、腰の右側は鈍い痛みをずっと主張し続けていました。
すがるような思いで、B病院の婦人科のドアを開けますと…
優しそうなC先生の姿がありました。
C先生は、じっくり私の話に耳を傾けてくださいました。
問診が終わり、次は経膣エコーをしてもらう為、例の自動股開き椅子に座って、例のあられもない格好でC先生を待ちました。
すぐに経膣エコーをされると思っていましたが、C先生は「先に内診をしますね」と言って、指を入れてきました。
まず、Aクリニックで問題があると指摘されていた左の卵巣付近を確認されましたが、痛みはなく、多少違和感を感じた程度。
C先生は次に右側の卵巣付近を探りました。
次の瞬間。
痛みで声が漏れ、背中がのけぞる私。
「あ、原因はこっちだね。右だね。右の方からエコーで見てみますね」
え、右…?
Aクリニックでは、A先生からも、B先生からも、右の卵巣のことはまったく指摘されなかったので、C先生の言葉に驚いてしまいました。
経膣エコーが始まりました。
私は右上方向に設置されているモニターに注目していました。
経膣エコーで映し出されていく、私の子宮。
「ああ…ウッチーさん、これは痛かったでしょう。右の卵巣、6センチに腫れていますよ」
白黒の画面中央に、大きな丸い球体が写っていました。
正常な卵巣は、通常2センチくらいといいます。
それが、6センチ…?
私の卵巣は、右側が6センチ、左側が4センチちょっとあると言われました。
おそらく、両方とも血液が溜まったチョコレート嚢胞ではないかとも。
カーテンの向こうでC先生が看護師さんに、「今、MRI入れるかな?確認してもらえる?」と話す声が聞こえました。
卵巣が6センチに腫れているということを、自分の中で消化できないまま検診台(自動股開き椅子)から降り、ノロノロと下着をつけていましたら、診察室から看護師さんの声が聞こえてきました。
「先生、MRI、すぐに入れるそうです」
次回は、人生初のMRIのお話です。
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