卵巣破裂の2ヶ月前 〜再診〜
今年の6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。
卵巣破裂する2ヶ月前のお話です。
生理痛でAクリニックを受診してから、しばらくして生理がきまして、それがやっぱり…痛い…痛い。
痛み止めを飲めば下腹部の痛みはどうにかやりすごせるのですが、生理3日目くらいから、胃や腰に重い痛みがくるようになり、これがなかなか辛いものがあって。
これは、やはりおかしい。
A先生は、特に原因は見当たらなかったとおっしゃっていたけれど、こんなに痛いのには理由があるはず。
もう1度診てもらおう。
ホルモン治療のことも聞いてこよう。
そして再びAクリニックへ。
この日の担当医師はB先生。
14年前に娘を出産した時に、お世話になった先生です。
問診の後、経膣エコー。
B先生は、「左の卵巣が4センチに腫れてるね。左の卵巣の内膜症だね。痛みの原因はこれだと思いますよ」とおっしゃいました。
そうだったんだ!
左の卵巣が病気だったんだ。
だから痛かったんだ!
ところが、「右の卵巣は…うーん、見えないな。見えないから大丈夫でしょう」と先生が言いまして。
「見えないけれど、大丈夫なんだ」と、その時は何の疑問も抱かず安心していたのですが、実はより問題があったのは、左の卵巣ではなく右の卵巣だったのです。(この1ヶ月後に別の病院で判明することになります。)
B先生は前回診てくれたA先生と同じように、「ウッチーさんの場合は、閉経まで痛み止めで逃げるか、痛みが辛いならホルモン治療をするといいでしょう」とおっしゃいました。
私はもう痛みに耐えるのがキツくなっていたので、ホルモン治療をお願いしようと思いました。
しかし、B先生の次の一言で、治療に踏み込むのをためらいました。
「ピルを飲めばいい」
私はホルモン治療のことはよく分かりませんが、40歳以上の人にピルは勧められないと何かの情報で聞いていました。(40代からピルの服用に伴う血栓症のリスクが高まるそうです。後日調べ)
B先生は、治療はピル一択のような感じだったので、40歳以上の人うんぬんのことは言い出せず…
私は前回と同様、「もう少し様子をみてみます」と言って診察を終えました。
別の病院を探そう、そう思いました。
Aクリニックは、産科に力を入れている病院です。
娘を出産する時には、大変お世話になりました。
今度は婦人科に特化した病院に行ってみよう。
血液検査、あとできればMRIもしてもらって、自分のホルモン数値や子宮の状態をちゃんと知っておきたい。
そしてこの診察から1ヶ月後、私は自分の右の卵巣の状態が悪いことを、ある病院の婦人科でしっかりと知ることになるのです。
続く。
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