卵巣破裂前の7日間
今年の6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。
今回は、「卵巣破裂前の7日間」のお話です。
この回で、卵巣破裂する前のお話はラストになります。
生理を止めるゾラデックスという注射を打ってから、徐々に私の体に変化があらわれていきました。
初回の注射からの1ヶ月は、卵巣が刺激されて痛んだり、不正出血が起こるので、先生からは「我慢の1ヶ月」と言われていました。
その我慢の1ヶ月も終盤。
2本目のゾラデックス注射まで、あと10日となった日。
私はのんきに、注射までのカウントダウンをはじめていました。
あと7日で卵巣が破裂してしまうとは、つゆとも知らず…
それでは、卵巣が破裂する7日前から、破裂する前日までのことを書いていきます。
破裂6日前に痛み止めから離れられました。
卵巣を刺激するホルモン値は上がりきって、今は下降に向かっているのだと思いました。
注射後の1番心配な時期は過ぎたのだと、ホッとしていました。
腰の痛みは軽くなってきていたけれど、不正出血は生理3日目くらいの量が続いていました。
でも、生理痛のような痛みがあるわけでなく、ただタラタラと出ている状態だったので、心配はしていませんでした。
腰の痛みは更に軽くなり、出血量が減っていたので、順調に進んでいけていると思っていました。
痛みや出血は大したことはなく、このまま穏やかに2本目の注射の日まで過ごしていけるだろうと思いました。
ところが…
破裂の2日前、右の卵巣がチクチクし、下腹が張りだしました。
注射をしていなかったら、この頃は生理がきている時期です。
本来なら生理がきているはずの時だから、このような感じになっているのかな?
と思っていました。
そして、破裂の前日。
痛みや出血はほぼないけれど、下腹は張ったまま。
食欲があまりなく、夕飯は少量しかとれませんでした。
でも、「まあこんな日もあるさ」ぐらいにしか思いませんでした。
それに、本来なら生理がきて痛みで悶えている時期に、この程度でいられることを嬉しく思っていました。
「何はともあれ、2回目の注射まであと4日!無事にここまでこれた。良かった。お疲れ、自分!」
と、自身を労ったり、一山越えたと喜んだりしていた私。
でも、本当の山場は、ここからでした。
翌日の明け方、突然私の卵巣は破裂しました。
ただ、 寝ていただけなのにな。
次回へ続きます。
次回→「卵巣破裂当日~自宅にて(1)」
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