卵巣破裂の1ヶ月前(11)〜不思議なご縁〜
今年の6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。
今回は、卵巣破裂の1ヵ月前のお話 その11 です。
前回の続きです。
会計を済ませ病院を出て、調剤薬局に行って薬を受け取り、家に帰りました。
朝9時に受診して、家に戻ったのはお昼過ぎ。
私はこのたった3時間の間に、卵巣の病気が分かり、MRI検査を受け、生理を止める注射をしてきて…
先生が説明してくれた私の卵巣の状態、これから起こりうること、手術をするかしないかの話を聞いて…
先程までいた病院での出来事が、頭の中でゴッチャになっておりました。
ちょっと注射や手術のことなど調べてみようと思い、バックからスマホを取りだしました。
メッセージがきていました。
昔同じ職場で働いていたNちゃんからの、久しぶりのメッセージでした。
Nちゃんは、私より5歳年下。
職場で1番仲が良かった人。
Nちゃんは若い時から生理痛で辛い思いをしてきて、チョコレート嚢胞の手術も経験し、今は薬で生理を止めている。
そんなNちゃんが、このタイミングで私に連絡をくれたことに驚いてしまいました。
私はNちゃんに電話をしました。
この3時間で起こったことを話しました。
Nちゃんは、私がまとまりなく話す内容を、理解してくれました。
そして閉経状態にさせる注射のことや飲み薬のこと、どんな状態になっていくか、かかるお金のことなども詳しく知っていました。
私はNちゃんと話をしながら、頭の中がどんどん整理されていくのを感じました。
生理を止めて、更年期の症状が出てきた話も、面白おかしく話してくれる。
Nちゃんは、
「生理痛で辛かったことを思えば、更年期症状は全然受け入れられるよ」
と、話してくれました。
もしNちゃんからの連絡がなかったら、私はなかなか事態を受け止めきれず、不安になっていったかもしれません。
Nちゃんの存在が、とても頼もしくてありがたかったです。
夜、夫と子供達(高2と中2)に、病院でのことを伝えました。
体はこういう状態だけれど、痛みの原因が分かったことで、気持ちはスッキリしていると話しました。
3人は話を静かに聞いていたけれど、
「先生から、しばらくは静かに生活をするようにと言われた」
と話したところで、
「え?できるの!?」
と、つっこんできました。
「できるわよ!!」
見てらっしゃい。
エレガントに振る舞うくらい、私にだってできる。
・・・・・・・ ここから余談・・・・・・・
今回の記事は、Nちゃんとのことを書きました。
実は、Nちゃんのエピソードを、書いて良いものかどうか迷いました。
イニシャルとはいえ許可なく載せるのは失礼よねぇ…ブログ始めたのも話してないし、あえて許可とるってのも変な感じだし、そもそも内容が体のことだし…
と、やっぱりNちゃんのことはスルーして話を続けよう…
と決めたその時ですよ。
Nちゃんから電話がかかってきたのですよ。
ホント、なんなの?
Nちゃんのこの狙ったようなタイミングって。
「大腸検査行ってきたよ。眠った状態で受けれて全然楽だったから、ウッチーもやってきなよ!」
という電話。
せっかくなので、ブログの件を聞いてみる。
体のことだから載せない方がいいかなと思って、と言いましたら
「なんで?ちゃんと載せてよね!」
と逆に要求されました。
ちゃんと載せました、Nちゃん。
ありがとねぇ、Nちゃん。
・・・・・・・ 余談は以上 ・・・・・・・
今回で、卵巣破裂の1ヶ月前のお話は終わりです。
次回は、卵巣破裂の3週間前のお話に入ります。
よかったら、次回もお付き合いください。
次のページ→「卵巣破裂の3週間前(1)」
----------------これまでのお話です-----------------
・卵巣破裂の話からはじまるブログ ←初回
・卵巣破裂の1ヵ月前 1、2、3、4、5、6、7、8、9、10 ←前回
--------------------------------------------------------