らくがき通信

2020年6月に卵巣破裂。その体験マンガ。と、描いた絵をチラホラ。

卵巣破裂の1ヶ月前(9)〜手術か治療かの二択〜

今年の6月に卵巣破裂緊急搬送摘出手術。その体験を書いています。 

 

今回は、卵巣破裂の1ヶ月前のお話、その9 です。

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 ゾラデックス注射を打った後、C先生がこれからのことを話しました。

 

 

「ウッチーさんは今後妊娠を望まず、年齢的に閉経の年代ということで、選択肢は2つ。

 

 1つめは、手術で両方の卵巣と卵管を摘出する。

 

 2つめは、閉経するまで薬で生理を止め、チョコレートのう胞を小さくしていく。

 

手術を選ぶ場合は、手術前に生理を止める期間が必要になるので、すぐにはできません。数ヶ月先になるでしょう。

 

さっき生理を止める注射を打ちましたが、この先治療を続けていくか、手術を受けるか、考えていきましょう」

 

 

 

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先生は話を続けます。

 

 

「生理を止めてみて、右の卵巣の6センチのチョコレート嚢胞がどれくらいまで小さくなっていくかは分かりません。薬がよく効いて、本当に小さくなる人もいます。

 

ただ、今の大きさは手術適応のサイズですので、手術を希望するなら、すぐ紹介状を書きます。うちの病院では、婦人科の手術はできないので」

 

 

 

私は、

 

「手術では、両方とも卵巣を取ってしまうんですか?」

 

と聞きました。 

 

 

 

「チョコレート嚢胞は、後に卵巣癌になる可能性があります。ウッチーさんの卵巣は両方ともチョコレート嚢胞なので、両方とった方がいいです。そうすることで、今後卵巣癌になる確率はゼロとなります」

 

と、先生はこたえました。

 

 

 

 

        また驚きの事実。

 

 

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「手術しない場合、閉経まで治療を続けていくことになりますが、閉経後も定期的に検診を受けなくてはいけません。 卵巣がんの可能性がある以上、検診は必須です」

 

 

 

 

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先生は、

 

「今、どちらかに決められないですよね。今後の経過をみて、また考えていきましょう」

 

と言いました。

 

 

 

「さっき1回目の注射を打ったので、次回は4週間後に2回目の注射にきてください。もう、日にちを決めましょう。できるだけ4週間きっちりで、注射をしていきたいので」

 

 

 

2回目の注射の日を決めたので、これで今日の診察は終わるかと思っていましたら、先生はまた、MRI画像をじっと見始めました。

 

 

 

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しばらく見てから先生は、

 

「うーん…ウッチーさん、数日後に電話でいいので、様子を知らせてください」

 

と言ってきました。 

 

 

「やっぱり、すごく心配なので」

 

 

 

次回は、まだまだ続く先生の心配  のお話。

 

 

続きます。 

 

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