卵巣破裂の1ヶ月前(6)〜使えるものなら使いたかった薬〜
今年の6月に卵巣破裂→緊急搬送→摘出手術。その体験を書いています。
卵巣破裂の1ヶ月前のお話、その6です。
生理を止める。
そう決めました。
生理を止めるのに、注射や飲み薬があると聞いたことがあるけれど、私の場合はどの方法で止めるんだろう?
C先生の説明を待ちます。
先生は「ちょっと待ってね」と言って、じっとMRI画像を見ています。
そして画像を拡大し、
「ないかなぁ…かけらでもいいから…」
と言いながら、何かを探している様子。
そして、「ないか…」と呟いて、先生は私に向き直りました。
「すぐにホルモンを低下させられる治療薬があって、ウッチーさんにはそれを出せたら1番いいと思っていたんだけれど…。その薬は子宮筋腫がある人にしか使えなくて」
先生は続けます。
「残念ながら…と言うのも変だけど、ウッチーさんは子宮筋腫がないのでその薬は出せません。かけらくらいの大きさでも筋腫があれば適応になるので、探してみたんですが…ありませんでした」
先生は本当に残念そうに言いました。
「あとウッチーさんには、ピルは使えません。40代から血栓リスクが上がり、50歳以上だとその確率はもっと上がるので」
Aクリニックを受診した後、ピルのことは調べたので知っていました。
「のでウッチーさんは、別の薬を使います」
「ただ…ウッチーさんの場合は…治療の過程で心配な点があるのよね」
心配な点…?
「ああ、筋腫があったらあの薬を使えたんだけどなぁ…ああいや、筋腫はなくて良かったんだけどね、でもあったらあの薬を使えたんだけど…あ、いえ、筋腫なくて良かったのよ、でも残念!」
どっち!?
筋腫がなくて残念がられるとは。
それにしても、先生が使わせたかった薬って何という薬だったんだろう?(聞きそびれた)
次回は、治療のことで悩みます。(私より先生が)
続く。
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